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Welcart(ECサイト)のバックアップ方法を解説|初心者でも簡単・安全

「もしショップのデータが突然消えたら…」
ECサイトにおいて、受注情報や顧客データの消失はビジネスに致命的な打撃を与えます。

サーバー障害やハッキング、アップデートの失敗など、トラブルのリスクは常にあるため、定期的なバックアップは必須業務です。

この記事では、WordPressの無料バックアッププラグインを使い、初心者でも簡単・安全にバックアップを取る方法を解説します。

Welcart(ECサイト)でバックアップが必要な3つの理由

Welcart(ECサイト)の場合、バックアップを取っていないと、通常のWebサイトよりもはるかに大きな損失を被る可能性があります。
なぜバックアップが必要なのか、3つの観点から確認しましょう。

1

受注・顧客データの消失によるビジネス停止の回避

ECサイトには、受注履歴や会員情報など、失うと致命的なデータが大量に蓄積されています。
万が一データが消えてしまうと、商品の発送や問い合わせ対応ができなくなり、ショップの運営が完全にストップしてしまいます。
バックアップは、こうした最悪の事態から大切な売上とお客様の信頼を守るための「命綱」です。

2

サーバー障害・ハッキング被害の最小化

サーバー障害やハッキングといったトラブルは、どれだけ気をつけていても「ある日突然」やってきます。
特にECサイトは個人情報を扱っているため、悪意のある攻撃の標的になりやすいという特徴があります。
万が一被害に遭っても、直前のバックアップさえあればすぐに元の状態へ復旧し、被害を最小限に食い止めることができます。 

3

アップデート失敗時の「最後の保険」の確保

セキュリティ維持のためのアップデート作業ですが、実行後に稀にエラーが起きてサイトが真っ白になってしまうことがあります。
そのため、Welcart公式でもアップグレード前のバックアップを強く推奨しています。
バックアップという「保険」さえあれば、いつでも元の状態に戻せるため、安心して更新作業を進められます。

Welcart(ECサイト)のバックアップすべきデータ対象

バックアップを取る前に、まず「何をバックアップすべきか」を理解しておきましょう。
Welcart(ECサイト)では、大きく分けて2種類のデータをバックアップする必要があります。

データベース(受注情報・会員情報・商品情報など)

Welcartにとって最も重要なのが、このデータベースです。
受注履歴、会員データ、商品マスター、在庫情報、ブログ記事、固定ページ、各種設定情報など、サイトの「中身」がすべてここに保存されています。

ECサイト運営者にとって、データベースの消失は事業継続そのものを脅かす致命的な事態です。
何を差し置いても、データベースのバックアップは欠かさないようにしましょう。

ファイル(商品画像・テーマ・プラグインなど)

メディアライブラリにアップロードした画像や、WordPressのシステムファイルも重要です。
以下のファイル一式も必ずバックアップに含めましょう。

メディアファイル

(商品画像、ブログ画像、PDF資料など)

消失すると、商品ページが画像なしの状態になり、購入率が大幅に下がってしまいます。

システムファイル

(WordPress本体、テーマ、プラグインなど)

消失すると、サイトのデザインや機能が失われます。特にWelcart用にカスタマイズされたテーマを使用している場合、復元には大きな手間がかかります。

Welcart(ECサイト)バックアップ前の準備物

作業に入る前に、以下の準備を整えておきましょう。
準備をしっかりしておくことで、作業がスムーズに進みます。

WordPress管理画面のログイン情報

バックアッププラグインのインストールや各種設定を行うため、管理者権限を持ったアカウントでログインする必要があります。
事前にIDとパスワードを確認しておきましょう。

保存先(クラウドストレージ)のアカウント

万が一サーバー自体に障害が起きた場合に備えて、バックアップデータは必ず「外部のクラウドストレージ」に保存します。
設定をスムーズに行うため、あらかじめ使用するサービスのアカウントを用意しておきましょう。
おすすめは以下の3つです。

Google Drive

無料で15GB(他のGoogleサービスと共有)まで利用でき、設定も最も手軽でECサイトにおすすめです。

Dropbox

無料で2GBまで利用可能。容量は少なめですが、シンプルで安定した連携が魅力です。

Amazon S3

IT知識がある方向けの有料サービス。極めて高い耐久性とセキュリティを誇り、大規模なECサイトのデータ保管に最適です。

WordPressと同じサーバー内にバックアップを保存するのは非常に危険です。
サーバー障害が発生した場合、元データとバックアップデータが同時に消失してしまうため、必ず外部のクラウドサービスを利用してください。

メンテナンスモード・プラグインのインストール

「WP Maintenance」などのメンテナンスモード・プラグインを使って、作業中はサイトを一時的に非公開にしましょう。

バックアップ中にお客様がサイトを訪れて購入手続きを始めてしまうと、エラーやデータ不整合の原因になります。
安全に作業を行うためにも、事前にプラグインをインストールしておくことをおすすめします。

安定したインターネット環境

バックアップデータの作成とクラウドへの転送には通信が発生します。
途中でWi-Fiが切れるなど通信が不安定になると、バックアップファイルが破損する原因になるため、安定した通信環境で作業を行いましょう。

十分な作業時間

作業中に管理画面で他の操作をしたり、ブラウザを閉じたりすると、バックアップが不完全になる可能性があるため、そのまま完了を待てる余裕のある時間を確保しましょう。

受注処理自体に影響はありませんが、初めて行う場合はアクセスが少ない時間帯(深夜・早朝など)に実行するのがおすすめです。

UpdraftPlusでバックアップする方法

それでは実際に、WordPressの人気バックアッププラグイン「UpdraftPlus」を使ってWelcartのサイトをバックアップする方法を解説します。

今回は「UpdraftPlus」を例に解説しますが、WordPressには、他にも優秀なバックアッププラグインが多数あります。
ご自身のサイト環境や運用スタイルに合わせて、使いやすいものを比較・検討して選んでみてください。 

STEP1 UpdraftPlusのインストール

まずはWordPress管理画面からUpdraftPlusをインストールします。

  1. WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「プラグインを追加」をクリック
  2. 右上の検索ボックスに「UpdraftPlus」と入力
  3. 「UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin」を見つけて「今すぐインストール」をクリック
  4. インストール完了後、「有効化」をクリック

有効化が完了すると、左メニューに「UpdraftPlus」という項目が追加されます。

STEP2 保存先の設定(Googleドライブを想定)

次に、バックアップデータの保存先を設定します。
今回は、保存先をGoogle Driveにした場合の手順を紹介します。

  1. 管理画面の左メニューから「UpdraftPlus」を開く
  2. 「設定」タブをクリック
  3. 「保存先を選択」の中から「Google Drive」をクリック(DropboxやOneDriveも選択可能)
  4. ページ下部の「変更を保存」をクリック
  5. 表示されるポップアップから「Googleでログイン」をクリック
  6. Googleアカウントを選択し、UpdraftPlusへのアクセスを「許可」
  7. 「Complete setup(セットアップが完了しました。)」をクリックして設定完了

これで、バックアップデータが自動的にGoogleドライブに保存される設定が完了しました。
Googleドライブの無料容量は15GBあるため、多くのECサイトは無料の範囲内で運用可能です。

「保存先を選ばない」=サーバー内に保存する設定です。
サーバー障害でバックアップごと消失 するので、必ず外部クラウドを選んでください。

STEP3 メンテナンスモードの有効化

準備しておいた「WP Maintenance」などのプラグインを有効化し、サイトをメンテナンスモード(一時的な非公開状態)に切り替えます。

STEP4 手動でバックアップを実行有効化

設定が完了したら、まずは手動でバックアップを実行してみましょう。
これにより、正しく設定できているかをテストできます。

  1. UpdraftPlusの画面で「バックアップ/復元」タブをクリック
  2. 今すぐバックアップ」ボタンをクリック
  3. 表示されるダイアログで、以下の3つにチェックが入っていることを確認
    • バックアップにデータベースを含める
    • バックアップ内のすべてのファイルを含める
    • このバックアップをリモートストレージに送信
  4. 「今すぐバックアップ」をクリックして実行

バックアップ中は画面を閉じず、完了するまで待ちましょう。
データ量にもよりますが、数分から数十分で完了します。

STEP5 バックアップデータの確認

バックアップが完了したら、必ず保存されているか確認しましょう。

  1. UpdraftPlus画面の下部「既存のバックアップ」一覧を確認
  2. バックアップした日時のデータが表示されているかチェック
  3. Googleドライブなどの保存先を開き、「UpdraftPlus」フォルダにファイルが保存されていることを確認

Googleドライブなどの保存先にファイルが保存されていれば成功です。
これでサーバーに何が起きても、安全なバックアップが手元に残ります。

STEP6 復元リハーサル(復元ボタンの確認)

「バックアップが取れた」だけで終わると いざという時に使えない 可能性があります。
復元ボタンの確認をしておきましょう。

  1. 「既存のバックアップ」一覧の右側にある 「復元」ボタンをクリック
  2. 復元対象選択画面が開いたことを確認
    ※ここから先に進めないこと(実際に復元されてしまうため)。
  3. 「キャンセル」ボタンで戻ります。

STEP7 メンテナンスモードの解除

メンテナンスモードを解除してサイトの公開を再開しましょう。

STEP8 バックアップ頻度の設定

最後に自動スケジュールを設定しましょう。
毎回手作業でバックアップを取るのは現実的ではなく、「忙しくて忘れていた」となれば、せっかくの仕組みも意味がなくなってしまいます。
一度設定すれば、あとは自動で定期的にバックアップを取ってくれます。

【自動スケジュールの設定方法】

  1. UpdraftPlus画面の「設定」タブを開く
  2. 「ファイルのバックアップスケジュール」を希望の頻度に設定
  3. 「データベースバックアップのスケジュール」も同様に設定
  4. 「予約からのバックアップを保存しておく数」を指定(例:直近10個を保持)
  5. ページ下部の「変更を保存」をクリック

【ECサイト向けおすすめの頻度設定】

  • ファイル:週1回〜毎日(更新頻度に応じて)
  • データベース:毎日(受注・会員データが日々更新されるため)
  • 保存個数:10〜30個(過去のある時点に戻せるよう複数世代を保持)

ECサイトの場合、データが日々更新されるため、頻度は「毎日」が基本です。
受注情報は毎日新しいデータが追加されるので、週1回のバックアップでは「6日分の受注情報が消失」というリスクが残ります。

手間なく安心な「Welcartクラウド」 

無料のプラグインも便利ですが、「設定や管理の手間を省きたい」という方には、Welcart公式サービスの「Welcartクラウド」がおすすめです。

毎日自動で30世代分のバックアップが保存されるため、日々の容量管理や復元テストといった作業から解放されます。

浮いた時間を本来の集客や商品企画に集中できるため、これから本格的にECサイトを運営したい方はぜひ検討してみてください。

まとめ:今日からバックアップ習慣を始めよう

バックアップは「保険」ではなく「必須業務」です。
受注データ、会員情報、商品マスター、これらは一度失えば取り戻せない、お店の財産そのものだからです。

この記事で紹介したUpdraftPlus+Googleドライブの組み合わせなら、無料で「自動・遠隔地保管」のバックアップ体制を整えられます。
所要時間はわずか10分程度。
「いつかやろう」と先延ばしにせず、ぜひ今日のうちに設定してみてください。

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