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LINE公式アカウントの作り方|EC運営者のための初期設定完全ガイド

「LINE公式アカウントを作りたいけど、何から始めればいいかわからない」「設定項目が多くて挫折しそう」そんなEC運営者の方に向けて、この記事ではアカウントの作り方から”使える状態”になるまでの初期設定を、手順どおりにわかりやすく解説します。

LINEは2025年12月時点で、国内月間利用者数が1億ユーザーを突破し、圧倒的なリーチを持つコミュニケーションツールです。ECサイトの集客・リピート購入・CVR向上に直結する施策として、多くのEC事業者が注目しています。この記事を読み終えた時には、あなたのLINE公式アカウントが完全に「使える状態」になっているはずです。

※本記事の内容は2026年6月時点の情報です。最新の仕様や設定画面については、LINE公式の案内をご確認ください。 

目次

LINE公式アカウントを作るメリット

EC運営者の中には、「すでにメルマガをやっているから十分では?」と考える方もいるかもしれません。もちろん、メルマガには「長文でじっくりとショップのストーリーを伝えられる」という独自のメリットがあります。しかし、LINEにはメルマガとはまた異なる、ECサイトの売上に直結する強力なメリットが存在します。 それぞれの強みを使い分けることで、より高い相乗効果を生み出せます。

メッセージ開封率の高さ

一般的なメルマガの開封率は20%前後と言われています。一方、LINE公式アカウントのメッセージ開封率は55%(※1)と言われており、「今すぐ見てほしい情報」を確実に届けたいときにはLINEが圧倒的に有利です。

理由はシンプルです。
LINEはスマートフォンのホーム画面に通知が届くため、メールのように「見落とされる」ことが少ないのです。セールのお知らせや新商品情報を確実に顧客に届けたい場合、LINEは非常に強力なチャネルになります。

※1:LINEヤフー マーケティングキャンバス「メッセージ配信」より

リピート率が上がる”継続接点”の力

ECサイト最大の課題のひとつが「一度買ったきり、戻ってきてもらえない」ことです。LINEの友だちに登録してもらえれば、購入後も継続的に接点を持ち続けられます

購入履歴や属性に応じたセグメント配信で「あなたにぴったりな情報」をお届けすることで、顧客一人あたりのLTV(生涯購買額)を引き上げることができます。LINE公式アカウントは、単なる宣伝ツールではなく、顧客との長期的な関係を築くためのインフラと考えると、その重要性がよくわかります。

LINE公式アカウントの作り方

では実際に、LINE公式アカウントを開設する手順を見ていきましょう。初期費用は無料で、10〜15分程度あれば完了します。

スムーズに開設するために、事前に以下を用意しておきましょう。

事前に準備するもの

  • 登録用メールアドレス(または個人LINEアカウント)
  • アカウント名
    ECサイト名・店舗名と統一するのがおすすめ
  • アイコン画像
    ブランドロゴや商品イメージを使うのがおすすめ
    推奨サイズ:横640px×高さ640px、JPEGまたはPNG、3MB以下
    ※ 開設後に設定することもできますが、最初から準備しておくとよりスムーズです。
  • 背景画像
    推奨サイズ:横1000px×高さ635px以上、JPEGまたはPNG、10MB以下

それでは、以下の手順でアカウント開設を進めましょう。

手順 1

LINE公式アカウント登録ページを開く

LINE公式アカウントのサイトにアクセスし、「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします。

ポイント

PC・スマホのどちらからでも開設できますが、このあとの入力項目が多いので、できればPCでの作業を推奨します。

手順 2

ビジネスIDでログインする(登録方法を選ぶ)

LINE公式アカウントの作成には「LINE Business ID」が必要です。以下のどちらの方法で登録するかを選びます。

メールアドレスで登録

ビジネス用に推奨。個人のLINEと完全に分離される。

個人LINEアカウントで登録

手軽に始めたい場合はこちら。普段使っているLINEでログインできる。

手順 3

アカウントの基本情報を入力する

アカウント名・メールアドレス・業種・運用目的などの必須項目を入力します。

アカウント名について
「未認証」アカウントは、一度アカウント名を変更すると7日間は再変更できません。
また、「認証済み」のアカウントについては、信頼性を担保するため、アカウント名を再変更することは原則できません。

2025年6月以降、LINE公式アカウントの新規開設には「ビジネスマネージャー」との紐付けが必須になりました。初回の方は「ビジネスマネージャーの組織を作成」を選び、組織名(会社名や屋号)を入力します。

手順 4

利用規約に同意して申込を完了する

入力内容を最終確認し、LINE公式アカウントの利用規約にチェックを入れて「完了」ボタンをクリックします。申込完了画面が表示されれば、アカウントの作成は成功です。

手順 5

管理画面(LINE Official Account Manager)にログインする

作成完了後、そのまま LINE Official Account Manager にログインすると、自分のアカウントのダッシュボードが表示されます。ここが今後のすべての設定・配信作業の拠点になります。

開設直後は「コミュニケーションプラン(月額0円)」が自動適用されます。月200通まで無料で配信でき、リッチメニューやクーポンなどの基本機能もすべて使えるので、まずはこのプランで運用を始めて問題ありません。

※料金プランや無料配信数の上限は2026年6月時点のものです。
 最新情報はLINE公式アカウントの料金プラン詳細をご確認ください。 

認証済みアカウントとは?

LINE公式アカウントの作成時、もしくは管理画面から「認証済アカウント」の申請を行えます。認証済みアカウントとは、LINEヤフー社の所定の審査を通過した信頼性の高いアカウントのことです。審査に通ると認証済みバッジが付与されてLINEアプリ内の検索結果にも表示されるようになるため、新規顧客から発見されやすくなります。ECサイトの信頼性向上にも直結するため、アカウントの初期設定が完了したらぜひ申請を検討してみてください。

LINE公式アカウントの「プロフィール」を整備しよう

出典:LINEヤフー for ビジネス「ビジネスプロフィール」

アカウントの開設が無事に完了したら、まずはユーザーを迎え入れるための「お店の顔」となる部分から設定していきましょう。最初に手を付けるべきは「プロフィール」の整備です。

プロフィールが整うと友だち追加率が上がる理由

LINE公式アカウントのプロフィール(ホーム画面)は、ユーザーが友だち追加するかどうかを判断する「名刺」のような存在です。検索やQRコードからアカウントを見つけたユーザーは、まずプロフィールを確認してから友だち追加を決めます。

プロフィールが未設定のままだと、信頼感が生まれず「怪しいアカウントかも…」と思われてしまうことも。反対に、きちんと整備されたプロフィールは友だち追加のハードルを大きく下げ、登録率の向上に直結します。

設定すべき3つの項目と入力のコツ

Web版管理画面(PC)の上部メニュー「ビジネスプロフィール」から編集できます。以下の3項目を優先的に設定しましょう。

1

アイコン画像
ブランドロゴや商品画像を設定。
ECサイトと統一すると認知度が上がります。
推奨サイズ:横640px×高さ640px、JPEGまたはPNG、3MB以下

2

背景画像
季節やキャンペーンに合わせて変更できるバナー的な役割。
新商品や特集バナーを使うのがおすすめです。
推奨サイズ:横1000px×高さ635px、JPEGまたはPNG、10MB以下

3

ステータスメッセージ
友だち追加画面でも表示される一言。
「LINE限定クーポン配信中」「新商品を毎週お知らせ」など、メリットを端的に伝えましょう。
推奨文字数:20文字以内

ステータスメッセージとプロフィール画像の変更は1時間に1回までという制限があります。
誤って保存してしまった場合は、1時間以上待ってから修正しましょう。

LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」を設定しよう

出典:LINEヤフー for ビジネス「【公式】LINE公式アカウントのあいさつメッセージ|作成のコツや例文集」

プロフィールが整ったら、次はユーザーが「友だち追加」ボタンを押してくれた瞬間に送られる「あいさつメッセージ」を設定しましょう。

あいさつメッセージの役割とは?

あいさつメッセージとは、ユーザーがはじめて友だち追加した瞬間に自動送信されるメッセージです。いわば「最初の接客」であり、アカウントの第一印象を決める非常に重要な設定です。

このメッセージが「友だち追加ありがとうございます」だけで終わってしまっているアカウントは非常に多いですが、それではもったいないです。あいさつメッセージには、「このアカウントを友だち登録していると、どのようなメリットがあるのか」を伝える役割があります。クーポンの配布や、次のアクション(ECサイトへの誘導など)を仕込んでおくことで、登録直後の行動を促せます。

あいさつメッセージで送信できる機能・コンテンツ

あいさつメッセージでは、単なる文章(テキスト)だけでなく、画像やクーポンなど視覚的に目を引く要素を最大5つまで組み合わせて同時に送信できます。活用できる主なコンテンツは以下の通りです。

  • テキスト
    基本となる文章。友だち登録への感謝や、次のアクションを促す誘導文などに使用します。
  • スタンプ
    楽しさや親しみやすさを演出し、メッセージのトーンを和らげます。
  • 写真
    新商品や人気商品のイメージを伝え、視覚的に訴求します。
  • クーポン
    初回限定割引など、登録直後の購入を促す強力な特典として利用できます。
  • リッチメッセージ
    画像全体をタップ可能なボタンにしたメッセージ。視認性が高く、特定のLPや商品ページへの誘導に最適です。
  • リッチビデオメッセージ
    自動再生される動画形式のメッセージ。新商品の紹介やブランドの世界観を効果的に伝えられます。
  • リサーチ(アンケート)
    ユーザーの興味や属性を把握するためのアンケートを実施し、今後のセグメント配信に役立てます。
  • カードタイプメッセージ
    複数の商品や情報を、カルーセル形式でまとめて紹介できます。ECサイトの商品ラインナップを見せるのに効果的です。

【EC向け】効果的なあいさつメッセージの作り方・設定手順

EC向けのあいさつメッセージは、以下の要素を盛り込むと効果的です。

  • 友だち登録のお礼(一言でOK)
  • このアカウントで届く情報の紹介(例:「セール情報・新着商品をいち早くお届けします」)
  • 初回限定特典(例:「今すぐ使える10%OFFクーポンをプレゼント!」)
  • ECサイトへのリンク(購入ページへの誘導)

Web版管理画面(PC)での設定手順

1

管理画面の上部メニュー「ホーム」をクリック

2

左メニューから「トークルーム管理」→「あいさつメッセージ」を選択

3

デフォルトのメッセージを削除して、オリジナルの文章を入力

4

変更を保存」をクリックして完了

確認ポイント

編集画面の「プレビュー」で、実際にスマホで受信したときの見え方を確認しましょう。

  • 長すぎないか(画面を何度もスクロールしないか)
  • 改行が不自然な場所で切れていないか
  • 絵文字が文字化けしていないか
  • URLリンクが正しく動くか

テキスト以外にも画像やクーポンを組み合わせたメッセージを送ることも可能です。まずはシンプルなテキストメッセージから始めて、慣れてきたらクーポン付きにアップグレードしてみましょう。

LINE公式アカウントのリッチメニューを設定しよう

出典:LINEヤフー for ビジネス「【公式】LINE公式アカウントのリッチメニュー|運用のコツや活用事例を紹介」

あいさつメッセージで初回の接客ができたら、次はいつでもECサイトにアクセスしてもらえるように「リッチメニュー」という便利なナビゲーションを設置しましょう。

リッチメニューとは?ECサイトの「常設ナビ」

リッチメニューとは、トーク画面の下部に常に表示されるメニューボタンのことです。

ユーザーがトークを開くたびに目に入るため、ECサイトへの誘導や特定のページへのアクセスを促すのに非常に効果的です。

「ウェブサイトのナビゲーションメニュー」をLINEのトーク画面に常設したイメージです。一度設定してしまえば、ユーザーは案内なしに自分が知りたい情報へアクセスできるようになります。

【EC向け】リッチメニューの構成例と設定手順

EC向けのよく使われるリッチメニューの構成例を紹介します。

ボタン名リンク先・機能
ショップECのトップページ
クーポンECのクーポンページ
LINEのクーポン機能
注文確認ECのマイページ・注文履歴ページ
新着商品ECの新着商品一覧ページ
よくある質問ECのFAQページ
お問い合わせECのお問い合わせフォームページ

Web版管理画面(PC)での設定手順

1

管理画面上部の「ホーム」→左メニュー「トークルーム管理」→「リッチメニュー」をクリック

2

作成」ボタンをクリック

3

タイトル・表示期間を設定

4

テンプレートを選択(1〜6分割から選ぶ)

5

各ボタンに画像またはテキストを設定し、リンク先URLを入力

6

保存」をクリックして完了

リッチメニューの画像は、管理画面上で直接テキストを入力して作成することもできます。
デザインにこだわりたい場合はCanvaなどのデザインツールで作成した画像をアップロードする方法もあります。

ECにLINE「友だち追加」のボタンやURLを設置しよう

LINE公式アカウントを開設して初期設定を整えたら、最後のステップはECサイトからLINEへの導線を作ることです。いくら良いアカウントを作っても、ユーザーが友だち追加するきっかけがなければ意味がありません。

ECサイトの中でも特に友だち追加につながりやすい設置場所は以下のとおりです。

  • ヘッダーまたはフッター
    全ページに表示されるため、常に友だち追加の導線を確保できます。
  • サイドバー
    商品一覧や記事ページを閲覧中のユーザーにアピールできます。
  • 購入完了メール(サンキューメール)
    購入直後の満足度が高いタイミングでの友だち追加は登録率が高く、特に効果的です
  • 商品詳細ページ
    購入を迷っているユーザーに「LINE登録でクーポンプレゼント」などの特典訴求ができます。
  • ポップアップ
    初回訪問時や一定スクロール後にポップアップ表示することで、見逃しを防げます。

「友だち追加ボタン」のHTMLタグを取得・設置する手順

取得手順

LINE Official Account Managerにログインし、以下の方法で、ECサイトに設定できる「友だち追加」ボタンを作成できます。

1

管理画面「ホーム」→左メニュー「友だちを増やす」→「友だち追加ガイド」をクリック

2

ボタンを作成」を選択

3

表示されたHTMLコードをコピー
コードは以下のような形式になっています。

<a href="https://lin.ee/xxxxxxx">
  <img src="https://scdn.line-apps.com/n/line_add_friends/btn/ja.png" 
       alt="友だち追加" height="36" border="0">
</a>

設置手順

Welcartを使っている場合は、以下の方法でサイドバーやフッターにLINEの「友だち追加」ボタンを設置できます。

1

WordPress管理画面の「外観」→「ウィジェット」をクリック

2

設置したいエリア(例:サイドバー、フッターウィジェットエリア)を確認

3

カスタムHTML」ウィジェットを追加したいエリアにドラッグ&ドロップ(またはクリックして追加)

4

テキストボックスに先ほどコピーしたLINEの友だち追加ボタンのHTMLコードを貼り付け

5

更新」をクリックして完了

「友だち追加のURL」を取得・設置する手順

取得手順

LINE Official Account Managerにログインし、以下の方法で、ECサイトや自動送信メールなどに設定できる「友だち追加」用のURLを取得できます。

1

管理画面「ホーム」→左メニュー「友だちを増やす」→「友だち追加ガイド」をクリック

2

URLを作成」を選択

3

表示されたURLをコピー

設置手順

Welcartを使っている場合は、以下の方法で自動送信メール(サンキューメールなど)に「友だち追加」用のURLを設置できます。

1

WordPress管理画面の「Welcart Shop」→「メール設定」をクリック

2

「自動送信メール」のタブをクリック

3

「サンキューメール」のヘッダまたはフッタ欄に、LINE友だち追加の案内文とURLを追記

メール本文の記載例

ご購入ありがとうございました!
━━━━━━━━━━━━━━━━

LINE友だち登録でお得情報

次回使える500円OFFクーポン配布中

https://lin.ee/xxxxxxx

━━━━━━━━━━━━━━━━

まとめ:LINE公式アカウントを作り、友だち集めをスタートしよう

この記事では、LINE公式アカウントの作り方から初期設定の完了まで、以下のステップで解説しました。

  • アカウント開設
    無料・15分で完了
  • プロフィールの整備
    信頼感を高め、友だち追加率を上げる
  • あいさつメッセージの設定
    友だち追加直後の第一印象を決める
  • リッチメニューの設定
    ECサイトへの常設導線を作る
  • 友だち追加ボタン・URLの設置
    ECサイトからLINEへの流入を作る

これらの設定が完了すれば、LINE公式アカウントが”使える状態”になります。
あとはここから友だちを増やし、メッセージ配信を通じてECの売上アップにつなげていきましょう。

※本記事の内容は2026年6月時点の情報です。
 最新の仕様や設定画面については、LINE公式の案内をご確認ください。

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