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ECサイトの回遊率を上げる14の施策|計算方法から改善方法まで解説

ECサイトの売上を伸ばす上で、非常に重要なカギとなるのが「回遊率」です。回遊率とは、お客様が1回の訪問でサイト内のページを何ページ見てくれたかを表す数値のこと。この数値が上がれば、「あ、これもいいな!」というついで買いが生まれ、売上アップに直結します。 

この記事では、EC初心者の方向けに、今日からすぐ実践できる回遊率アップの方法を14個、わかりやすく解説します。難しい知識は一切不要です。お客様が楽しくお買い物できるショップを目指して、できるところからひとつずつ試してみてください。

ECサイトの回遊率とは?

回遊率とは、ユーザーが1回の訪問(セッション)で、サイト内のページを平均何ページ閲覧したかを表す指標です。

回遊率の計算方法

回遊率は、以下の計算式で求めることができます。

回遊率 = 総ページビュー数(PV数)÷ 総訪問回数(セッション数)

1ヶ月のページビュー数が「10,000PV」、セッション数が「5,000回」の場合、計算式は「10,000 ÷ 5,000 = 2.0」となります。つまり、「1回の訪問で平均2ページ見られている」ということがわかります。
ECサイトの平均的な回遊率は「3〜5」程度と言われています。

回遊率を確認する方法

自社のECサイトの回遊率は、無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス(GA4)」で簡単に確認できます。

【確認方法】

  1. GA4の左メニューから「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を開きます。
  2. 表示された表の中にある「セッションあたりのページビュー数(表示回数)」という項目が、サイトの「回遊率」になります。

回遊率が低いとECサイトの売上も下がる理由

回遊率が低い=お客様がすぐ離脱している状態です。これは実店舗で例えると、お客様がお店に入ってきたのに、入口付近だけ見てすぐ出て行ってしまうようなイメージです。

たくさんの商品を見てもらえれば、それだけ「これも欲しい!」という気持ちが生まれ、ついで買い・衝動買いにつながります。逆に回遊率が低いと、どれだけ集客してもなかなか売上につながりません。

回遊率の低いECサイトの4つの特徴

施策を実践する前に、まず「なぜ回遊率が低くなるのか」を把握しておきましょう。自分のサイトに当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

特徴1

どこに何があるかわかりにくい

メニューが整理されていない、カテゴリー名がわかりにくいなど、サイトの構造がわかりにくいと、お客様は目的の商品にたどり着けず、すぐ離脱してしまいます。「探すのが面倒」と感じさせないことが大切です。

特徴2

トップページに商品が表示されていない

初めて訪れたお客様がトップページを見たとき、商品がほとんど表示されていないと「何を売っているお店かわからない」と感じてしまいます。トップページは店頭のショーウィンドウです。最初の数秒でお客様の興味を引けるかどうかが勝負です。

特徴3

スマホで見づらい・使いにくい

ECサイトへのアクセスの8割以上はスマホからと言われています。PC向けに作られたサイトがスマホで崩れて表示されていたり、ボタンが小さくて押しにくかったりすると、それだけで多くのお客様を失ってしまいます。

特徴4

商品ページを見て「買うのをやめた」お客様も、別の商品を提示されれば興味を持ってくれることがあります。関連商品やおすすめ商品が表示されていないと、そのまま離脱されてしまいます。次の商品へ誘導する「橋渡し」が必要です。

ECサイトの回遊率を上げる14の施策

ここからは、ECサイトで今日からすぐ実践できる14の施策を解説します。上から順に取り組むと効率的ですが、気になるものから試してもOKです!

【1】グローバルメニューを整理する

グローバルメニューとは、サイトの上部に常に表示されているメニューのことです。ここが整理されていないと、お客様は「どこを見ればいいかわからない」と感じてすぐ離脱してしまいます。

メニュー作成のポイント

POINT 1

メニュー項目は5〜7個以内に絞る

人間が一度にパッと認識できる数は「7個まで」と言われています。
「新着商品」「SALE」など、お客様が「一番見たい情報」を優先して表示させましょう。

POINT 2

重要度の高いものから「左側(スマホなら上)」に配置する

人の視線は「左から右」「上から下」へと動くため、一番見せたい項目を最初に配置するのが鉄則です。

POINT 3

英語や専門用語は避け、直感的にわかる言葉にする

例えば「New Arrivals」とオシャレに書くよりも、「新着商品」と日本語で書いた方が一瞬で意味が伝わり、クリック率が高まります。

POINT 4

項目が多い場合はドロップダウン(階層化)を活用する

例えば、「メンズ」を親カテゴリーとしてメニューに表示させ、「トップス」「アウター」などを、子カテゴリーとして階層化表示されるようにまとめるとスッキリします。

Welcartでの設定方法

管理画面の「外観」>「メニュー」から編集できます。

【2】カテゴリーに画像を登録する

テキストだけのカテゴリー一覧より、画像付きのほうがお客様の目を引き、クリックされやすくなります。各カテゴリーにイメージ画像を設定するだけで、サイトの見栄えも大きく向上します。

カテゴリー画像を作成する際のポイント

POINT 1

画像サイズ(縦横比)をすべて統一する

すべてのカテゴリーで画像の縦横比をキッチリそろえましょう。
バラバラのサイズが混ざっていると、レイアウトが崩れてガタガタした印象を与えてしまいます。

POINT 2

背景色や写真のトーン(雰囲気)を合わせる

「すべて白背景で統一する」「すべて自然光の入るライフスタイル写真にする」など、トーンをそろえることで、サイト全体に統一感とブランドらしさが生まれます。

Welcartでの設定方法

一部のWelcart公式テーマでは、カテゴリーの画像を設定できる機能を標準搭載しています。
管理画面の「投稿」>「カテゴリー」から設定できます。

【3】 商品一覧ページの並び替え機能を整える

商品の並び順は、お客様の購買意欲に直結します。
新着順、価格の安い順など、お客様が「見たい順番」に並べ替えられる機能を整えましょう。

【4】トップページに商品一覧を設置する

トップページはサイトの「顔」です。
ここに商品がまったく表示されていないと、お客様は「何を売っているお店なのかわからない」と感じてしまいます。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」をクリックし、「トップページウィジェットエリア」を選択します。
  2. 「+」>「Welcart 商品一覧」を選択し、表示させたい親カテゴリーのスラッグを記入し、更新します。

サイドバーなどに、カテゴリー一覧を表示しておくと、お客様はどのページにいても別のカテゴリーにすぐ移動できます。
「この商品じゃないけど、他のカテゴリーも見てみよう」という行動を促せます。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」から編集したいウィジェットエリアをクリックします。
  2. 「+」>「Welcart カテゴリー」を選択し、表示させたい親カテゴリーのスラッグを入力し、更新します。

サイドバーなどに「おすすめ商品」を表示させることで、お客様が見ている商品とは別の商品にも興味を持ってもらいやすくなります。特に単価の高い商品や、売り出したい商品を選んで表示するのが効果的です。

おすすめ商品に選ぶべき商品のポイント

POINT 1

お店の「看板商品」や「利益率が高い商品」

「迷ったらまずはこれ!」という、ショップの代表作をアピールしましょう。

POINT 2

初めての方に人気の「ベストセラー」や「お試しセット」

新規のお客様が「みんな買っているなら安心」と、最初の1回を購入するハードルを下げてくれます。

POINT 3

今しか買えない「季節限定」や「トレンド商品」

「母の日特集」や「夏の新作」など、季節感のあるアイテムは「今すぐクリックしなきゃ」という気持ちを後押しします。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」から編集したいウィジェットエリアをクリックします。
  2. 「+」>「Welcart お勧め商品」を選択し、更新します。
    お勧め商品カテゴリー(itemreco)に指定した商品の中から、「表示数」分の商品をランダムに表示します。

「あの商品どこだっけ?」とお客様が迷ったとき、検索ボックスがすぐ目に入る場所にあれば離脱を防げます。サイドバーや、ヘッダー付近への設置が効果的です。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」から編集したいウィジェットエリアをクリックします。
  2. 「+」>「Welcart キーワード検索」を選択し、更新します。

リピーターのお客様がログインしやすい環境を整えることも大切です。ログインウィジェットがサイドバーなどにあれば、会員のお客様がすぐマイページや購入履歴にアクセスでき、利便性が高まります。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」から編集したいウィジェットエリアをクリックします。
  2. 「+」>「Welcart ログイン」を選択し、更新します。

※会員システムを利用している場合のログインウィジェットで、ログイン後は、会員名やログアウトリンクに表示を変えます。
※Welcart デフォルトテーマの固定ウィジェットは、会員システムをオフにしていると自動的に表示されなくなりますが、管理パネルから設置するウィジェットは会員システムのオン・オフには連動していません。

【9】トップページにベストセラー商品を設置する

「売れている商品」は信頼の証です。初めてサイトを訪れたお客様も「みんなが買っているなら安心」と感じ、クリックしやすくなります。トップページの目立つ場所に「人気ランキング」「ベストセラー」コーナーを設けましょう。

Welcartでの設定方法

  1. 管理画面の「外観」>「ウィジェット」から編集したいウィジェットエリアをクリックします。
  2. 「+」>「Welcart ベストセラー」を選択し、更新します。

商品ページの下部などに関連商品を表示しましょう。お客様の興味が別の商品へと自然につながります。

関連商品に選ぶべき商品のポイント

POINT 1

一緒に使うと便利なアイテム

例:革靴に対する「防水スプレー」、家電に対する「専用の消耗品・ケース」など

POINT 2

比較検討できる似たアイテム

例:色違いの商品、価格帯の近い商品など

POINT 3

セットでそろえたくなるアイテム

例:アパレルなら「モデルが合わせているボトムス」、インテリアなら「同じシリーズの 食器」など

Welcartでの設定方法

商品編集画面にある「タグ」の入力欄に、関連付けたい別の商品の「商品コード」を入力して追加し、更新します。

同じ商品がずっと表示されていると、リピーターのお客様は「前も見た」と感じてすぐ離脱してしまいます。おすすめ商品を入れ替えることで、リピーターのお客様が「何か新しいものはないかな?」と回遊してくれるようになります。

おすすめ商品を入れ替える際のポイント

POINT 1

無理のない頻度(月に1〜2回程度)で更新する

「月初」や「15日」など、お店の運用として無理なく続けられるペースを決めて、ルーティン化してしまうのがおすすめです。

POINT 2

季節やイベントに合わせて「今」欲しいものを提案する

「母の日ギフト」「梅雨対策グッズ」「クリスマス特集」など、カレンダーの行事に合わせて入れ替えると、お客様の「今すぐ買わなきゃ!」という気持ちを強く刺激できます。

POINT 3

「新商品」と「隠れた名作」をミックスする

新しく入荷した目玉商品だけでなく、普段あまり目立たないけれど実は評価が高い商品などを混ぜておくと、お客様に「こんな商品もあったんだ!」という新しい発見を楽しんでもらえます。

Welcartでの設定方法

商品編集画面にある「商品カテゴリー」内の「お勧め商品」にチェックを入れることで、「Welcart お勧め商品」ウィジェットにランダムで該当商品が表示されます。

【12】 スマホ用ロゴを見直す

スマートフォンでサイトを表示すると、ロゴが小さすぎて読めなかったり、横長すぎてレイアウトが崩れたりすることがあります。スマホ専用のロゴ(正方形)を用意するか、スマホ表示用にリサイズした画像を設定しましょう。

スマホ用ロゴを用意する際のポイント

POINT 1

シンボルマークをメインにする(文字を減らす)

細かい文字はスマホでは潰れて読めなくなります。
例えば、PCでは「ショップのマーク+〇〇〇〇(店名)」という横並びのロゴでも、スマホ用は「マークのみ」や「マークの下に大きく店名」といった正方形に近いシンプルな構成にアレンジするのがおすすめです。

POINT 2

画像内の「余白」を極力なくして切り取る

ロゴ画像自体に透明な余白がたくさん含まれていると、サイト上で表示された時に中身がさらに小さくなってしまいます。ロゴの絵柄のギリギリのところで画像をトリミング(切り抜き)しておきましょう。

【13】特集バナーを設置する

テキストだけでなく、視覚的に目を引くバナー画像を使った特集コーナーは、お客様の回遊率・クリック率を高めます。「夏の新作特集」「送料無料キャンペーン中」など、旬の情報をバナーで伝えましょう。

効果的な特集バナーを作成する際のポイント

POINT 1

無料ツール「Canva」などのデザインツールを活用する

サイズは「横幅1200px」程度を目安に作成すると、PCでもスマホでもぼやけず綺麗に表示されます。 

POINT 2

文字は「少なく・大きく」が鉄則

「パッと見て1秒で伝わる」短いキャッチコピー(例:最大50%OFF、春の新作など)を、太く大きく配置しましょう。

POINT 3

「ボタン風」のデザインを配置してクリックを誘導する

バナーの右下などに「詳しくはこちら ▶︎」といったボタン風の図形を描き込んでおくと、お客様が「ここは押せる画像なんだな」と直感的に分かり、回遊率がさらにアップします。 

【14】サイトデザインをプロ仕様に一新する

全体のデザインが古かったり、ごちゃごちゃした印象だと、お客様は「このお店は信頼できるのかな?」と感じて離脱してしまいます。

「どんなテーマを選べばいいかわからない」「テーマを変えてサイトが崩れるのが怖い…」という方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください!
Welcartの魅力的な公式テーマの比較から、失敗しないテーマ変更手順までを詳しく解説しています。 

まとめ:ECサイトの回遊率を改善して売上アップへ

14の施策をご紹介しましたが、「全部一度にやらなきゃ!」と焦る必要はありません。まずは取り組みやすいものから1つずつ実践していきましょう。

回遊率の改善は、一度やれば終わりではなく継続的な改善が大切です。Googleアナリティクスで数値を確認しながら、少しずつ育てていきましょう。お客様が「このショップは見やすい!」と感じてくれるサイトになれば、自然と売上もついてきます。

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