クレジット決済を導入するための環境について

2016 年 10 月 18 日

クレジット決済処理は、Welcartと決済会社のシステムとの連携によって行われています。クレジット決済を利用するには、この連携をスムーズかつ確実に行うことができる環境を用意しなくてはいけません。単にWelcartが動作すればいいといった基準から一つレベルアップして、クレジット決済の不具合が起こらないサーバー環境を準備する必要があります。

 

決済の不具合とはどんなものか

十分なスペックでは無いサーバーでは、「受注の取りこぼし」が起きます。受注の取りこぼしとは、決済会社の決済が上がっているにもかかわらず、Welcartに受注が記録されていないという状態です。これは常に起こる症状では無く、その時々によってランダムに起きます。

 

Welcartの、クレジット決済による主な受注の流れは、決済処理が行われてから受注を記録するという順番になります。決済処理は決済会社のシステムで処理され、受注処理はWelcartがあるサーバーで処理されます。

クレジット決済の流れ

クレジット決済の流れ

問題は受注処理のタイミングで、その時サーバーが正常に動作しているかという事になります。たまたまこの時にサーバーに何らかの問題が発生していると、クレジット決済だけが上がってWelcartには受注が記録されないと言う状態になってしまいます。

 

受注処理ができなくなる理由は

受注処理も、一つのページを表示するのと同じように、特定のURLにリクエストがあった時に処理を行おうとします。しかしサーバーがビジーな場合、タイムオーバーやあるいはサーバーエラーなどになってしまいます。ページの表示では再表示してみれば良いだけですが、受注処理では再度処理という事は行われません。受注処理のリクエストがあった時に間違いなく処理が実行されなくてはいけないのです。

では、なぜサーバーは処理ができなくなる状態に陥るのでしょう。サーバーエンジニアではない私には明確な説明をすることはできませんが、これまでの経験から次の要因が考えられます。

 

  • サーバースペックの問題
    サーバーの処理能力が低いため、タイムオーバーになったりメモリーが足りなくてエラーになっているケースがほとんどです。これは、アクセスや受注が増えてくればいつかはサーバーの処理能力を上げなくてはいけないという事を示しています。しかし、問題なのは最初から処理能力の足りないサーバーを選択してしまっているユーザーが非常に多いことです。フォーラムでも何度かお話ししていますが、ロリポップやお名前.com、その他安価なサービスは、クレジット決済を行うのでしたら対象から外さなくてはいけません。

  • 共有サーバーの質の問題
    レンタルサーバーの場合、専用サーバーでない限り、私たちは他人と共有して1台のサーバーを利用しています。たとえバーチャルな環境といえども、サーバーが同じである以上、行儀の悪い隣人がいた場合は必ず影響があります。VPSを利用していて、CPUの負荷もほとんどなくメモリーも十分にある環境で、極稀に受注の取りこぼしが起きるという場合、たまたま受注処理の時にそのような隣人の影響が原因で処理不能に陥っている可能性があるという事です。同じサーバー会社でも、別の契約を取ってサイトを移動させたら収まるという事も考えられることです。この様なユーザー(行儀の悪い隣人)を検知した場合、サーバー会社はユーザーに対して注意を喚起するわけですが、これはサーバー会社によってかなり温度差があるようです。ユーザーの利用の仕方に厳しいサーバー会社は、質の高い環境を提供してくれていると考えて良いかと思います。

 

どのレンタルサーバーを利用すべきか

サーバーを選ぶ基準は、そのサイトの規模によって算出するものです。商品点数や顧客数、受注数、アクセス数そして利用しているプラグイン等を知らずしてここが良いですよとは俄かには言えませんが、規模の大小はさておき、取り敢えずスタートアップとして選ぶのでしたら、さくらサーバーのビジネスプロ辺りが良いのではないでしょうか。

宣伝になってしまいますが、唯一、すべて任せて大丈夫なサーバーは「Welcartマネージドホスティングサービス」です。こちらは、ホスティングサービスというより、ホスティングが付いている保守サービスと考えてくださると助かります。あくまで保守がメインですので、決済の不具合も含めサイトの不具合は全て無償で改善する内容となっています。月間100万PVを超えるサイトでも、受注の取りこぼしは一つとしてありません。安心してショップを運営されたい方は、是非一度ご検討ください。

 

 

 

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