返信先: 購入者宛メールの返信先について質問です。
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moma 様
こんにちは。
Welcart 2.9.14 ~
From は、送信元メールアドレス[ sender mail ] ( 新旧変わらず )
Reply-to は、受注用メールアドレス[ order mail ] (新設)
Reply-name は、サイトのタイトル [ blog name ] ( WordPress 設定 > 一般 )(新設)
Return-path は、エラーメールアドレス[ error mail ] (従来は、送信元メールアドレス)
にメールの種類にかかわらず統一されました。
購入者宛メールからお客様が返信してくださる際、以前は【送信元メールアドレス】に届いていた
これまで、Reply-to はデフォルトでは指定されていませんでしたので、その場合には、一般的なメーラーでは、返信ボタンを押すと返信者が特に指定しない限り、”From:” フィールドに指定されているメールボックスに返信される仕様です。
【受注用メールアドレス】に届くようになりました。
つまり、送信元メールアドレス以外に返信して欲しい場合に、Reply-to を指定する必要があるということで、送信元メールアドレスのままでよければ、Reply-to を指定しなければよいということになります。(ちなみに、Return-path は、メールが届かなかったときに返すメールアドレスという意味で、通常の返信希望メールアドレスを指すものではありません。)
余談になりますが、私の場合は、お客様が返信なさるときにどのメールアドレスに返信するのかをあれこれ意識させることはしたくないので、受信用メールアドレスと送信元メールアドレスは同じにしています。「来たメールにそのまま返信していただく」のが迷わせないのではないかと考えています。 ましてや、返信ボタンを押したときに no-reply@ にして、質問メールは、お問い合わせフォーム限定にしてしまうサイトは、お客様本位ではないので好きではありません。
また、お客様が「連絡先」などに登録されるようなことがあったときにも、どちらを登録されるかわからないことや、返信ボタンを押して送信されるとも限らないことが理由です。元々、1つに統一しておけばそういった問題から開放されます。
また、受信用と送信元アドレスを分けたとしても、お客様のメーラーの操作次第によって、どちらにも届く可能性がありますので、結局のところ両方注意して見ておかなければならないことも大きな理由です。
もちろん、考え方は人それぞれだと思います。
規模やスタッフの役割分担などの理由があって、受信用と送信元アドレスを分ける必要があることもあるかと思いますので、それを否定するわけではありません。
(個人的には、返信をいただく機会が多くアドレスの使い分けをしていたので、以前の方が便利でした…)
今回、仕様変更になりましたので、元に戻すにはカスタマイズする必要があります。上記の説明をお読み頂ければ、Reply-to の指定を消去するか、送信元メールアドレスをReply-to に指定するかの対応が必要ということがお分かりいただけるかと思います。
フックが扱えるようであればそれが一番良いとは思いますが、扱えない方もいらっしゃるので、今回は、ikeda 様が仰っていることに沿った内容を補足する形になりますが、代替方法としてノーコードでも Reply-to を変更できる方法をお伝えしたいと思います。
残念ながら、ノーコードで Reply-to の指定を消去することはできません。残るは、送信元メールアドレスを Reply-to に設定する方法です。
まず、 マニュアル を読みますと、
受注用メールアドレス(必須)
注文内容を受け取るためのメールアドレスを入力します。カンマ区切りで複数指定できます。
となっています。
そして、こちらはマニュアルには書かれていないのですが、今回のアップデートでは、コードを読むかぎり Reply-to に指定されるのは、「 1番目の受注用メールアドレス[ first_order_mail ] 」 のようです。
つまり、Welcart Shop > 基本設定 受注用メールアドレス の
「 1番目 」 に 「送信元メールアドレス」を追加、そして「 , 」(カンマ)に続けて、
「 2番目 」 にこれまでの「受信用メールアドレス」を指定する
これだけで、Reply-to に「送信元メールアドレス」 がノーコードで設定されることになります。
デメリットですが、当然ながら、両方のメールアドレスに受注報告メールや各種管理メールのBCCメールといった自動送信メールが届くわけですが、こちらは、「送信元メールアドレス」に届いたメーラーの受信設定で、「送信元メールアドレス」でフィルタリングしてフォルダ分けを設定しておけば、これらの自動送信メールとお客様からの返信メールをフォルダで区別することが可能です。あとはこれらの自動送信メールが不要ならば、まとめて消去するだけです。
私のように、元々両方同じにされている方は、今回のアップデートの影響はほとんどないと思います。他にも、フックが扱えないという方がいらっしゃったら、試してみてください。私は、想像だけで実験していませんので、もし試された方がいらっしゃったら、このフォーラムにて共有いただけますと嬉しいです。