ソニーペイメントサービスの2つの決済モジュール

カゴ落ちとは?主な原因と優先すべき対策を解説

「カートには商品が入るのに、なかなか注文まで至らない」そんな悩みを抱えていませんか?
今回は、最新のデータをもとにカゴ落ちの正体とその原因を紐解き、ショップが今すぐ取り組むべき「優先度の高い施策」を分かりやすく解説します。

カゴ落ちとは?

「カゴ落ち」とは、ECサイトを訪れたお客様が、商品をショッピングカートに入れたにもかかわらず、決済を完了せずにサイトを離脱してしまう現象を指します。

実店舗で例えるなら、「レジの目の前まで商品を運んできたお客様が、そのままカゴを置いてお店を出ていってしまう」ような状態です。

実は、ECサイトにおいてこれは決して珍しいことではありません。
まずは、カゴ落ちがどれほど大きな影響をショップに与えているのか、最新のデータを見てみましょう。

カゴ落ちで売上の2.7倍の機会損失

自社サイトの売上機会をどれだけ逃しているか、ご存知でしょうか。
国内552サイトを対象とした調査によると、カゴ落ち率の平均は63.3%にも上ります。
さらに、このカゴ落ちによる機会損失額は、サイトの現在売上の約2.7倍に達するとの試算も出ています(※1)

つまり、カゴ落ち対策は、ECサイト運営において最も費用対効果の高い“最優先”施策の一つなのです。
では、なぜお客様はカートに商品を入れた後に離脱してしまうのでしょうか。

カゴ落ちの衝撃的な実態:売上の2.7倍もの機会損失

カゴ落ちの主な原因3つ

お客様が「やっぱり買うのをやめよう」と決断する裏には、共通する3つの心理的障壁があります。

カゴ落ち理由の46.1%

カゴ落ち理由の最多は「送料や手数料などの追加費用が高い」で、実に46.1%を占めます。
特に、送料無料だと思っていたものが最終画面で有料だと判明する「コストのサプライズ」は、顧客の購入意欲を著しく削ぎます(※2)

55%以上がカゴ落ち

「普段利用している決済方法がない場合、購入せずに離脱する」と回答した消費者は55%以上にのぼります。
クレジットカード決済が主軸であることに変わりはありませんが、PayPayなどのコード決済の利用も拡大しており、決済手段の過不足が直接カゴ落ちに繋がります(※3)

カゴ落ち理由の29.8%

「後で購入しようと思った」という理由も約3割を占めます。
これは、サイトの使いにくさや会員登録の手間が、顧客に「今はやめておこう」と判断させている可能性を示唆しています(※2)

カゴ落ち対策|データが示す3つの最優先事項

原因がわかれば、あとはピンポイントで対策を打つだけです。以下の3つの優先順位でショップを見直してみましょう。

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送料・手数料の表示を最適化する

(カゴ落ち理由46.1%

調査では、同じ金額を支払う場合でも「送料込み価格」を「買いやすい」と感じる消費者が80%に達します(※2)

注文の最終画面で送料が加算されるサプライズをなくし、商品価格の段階から送料込みで表示するか、送料が別途かかる旨を明確に表示することが重要です。

なお、「送料無料」表示については、送料が商品価格に含まれていることを顧客が誤認しないよう、消費者庁が事業者に説明責任を促しています。サイトの信頼性を損なわない、誠実な表示設計を心がけましょう(※4)

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決済手段を拡充する

(カゴ落ち率55%以上)

前述の通り、希望の決済手段がないだけで半数以上のお客様が離脱します(※3)

国内のキャッシュレス比率は年々上昇しており、クレジットカード(構成比82.9%)に加え、コード決済(同9.6%)などの多様なニーズに応えることが必須です(※5)

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カゴ落ちリカバリー施策を導入する

離脱してしまった顧客を呼び戻す「カゴ落ちメール」は、平均開封率43.4%、購入率(CVR)2.4%という高い成果が出ており、まず着手すべき定番施策です。
ポップアップなどと併用することで、さらに効果を高められます(※1)

カゴ落ち対策でお客様の離脱を防ぐ準備ができたら、次は「ついで買い」を促すなどの「攻め」の施策にも挑戦してみましょう。
Welcartテーマの機能をフル活用して売上を伸ばす具体的なテクニックは、以下の記事で解説しています。
Welcartテーマで売上を伸ばす!基本的な施策9選を解説

まとめ|カゴ落ち対策でショップの売上を伸ばそう!

カゴ落ち対策とは、言い換えれば、お買い物の邪魔をしないことです。

  • 追加費用で驚かせない
  • 希望の支払い方法を用意する
  • 後回しにさせないスムーズな購入体験を作る

広告費をかけて集客する前に、まずは「カゴ落ち対策」で、今いるお客様をゴールまで大切にエスコートしましょう!

離脱を防ぐ準備ができたら、次は1人あたりのお客様の単価を上げるための『アップセル・クロスセル』にも挑戦してみませんか?
アップセル・クロスセルとは?意味や違い、施策成功のポイントを解説

参考資料

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